スーパーの店頭には新米が並び始めています。新米の出始めとしては価格は「安い」ということです。
岡山市のグランドマートでは先週から新米が店頭に並びました。高知県産のこしひかりが5kg2999円で販売されています。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「定番価格を税抜き2980円にしないと周り(のスーパー)との競合バランス考えても売れないという判断になりました」
(買い物客は―)
「去年とても高かったので。農家にとってはあれですけど消費者にとってはうれしいですよね」
こちらのスーパーでは2025年の同じ時期に店頭に並んだ新米は4800円ほどでした。2024年は3200円ほどだったので、ここ3年では最安値となりました。
さらに……。
(松木梨菜リポート)
「去年産のものは全て3000円以上で販売されていて、新米の方が安くなっています」
例年では前年産よりも新米の方が高くなりますが、2026年はそれよりも安い新米が入荷となりました。店頭では2025年産のものがまだ多数並んでいました。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「珍しいと思います。昨今ではコメ不足っていうのが、急にコメ余りになってきてるのでこういった現象になってきているのかなと思います。安値合戦が続くときにスーパーとしての体力が、大手さんに比べて中小企業のスーパーはもつのかこれからの懸念点」
新米なぜ下がった?今後さらに下落?
なぜ2026年は比較的安い新米が店頭に並んでいるのか、今後もこの状態が続くのでしょうか。
農林水産政策を研究しているニッセイ基礎研究所の小前田さんによると、まず下がっている理由としては2025年産のコメが在庫として多く残っていることや、主食用米の価格高騰を受け、飼料用米などから主食用米への転換が進み、2026年は主食用米の供給量が十分確保されるとみられています。そのため、2026年の新米価格は2025年より下がっているのではないかということです。
今後は本格的な新米のシーズンを迎える9月以降、5kg3000円よりさらに下がる可能性もあるとしています。
このまま値下げ合戦となれば農家やスーパーが立ち行かなくなるという懸念もありますが、これまでよりはおコメを食卓に出しやすくなるかもしれません。