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洋上風力発電の土台「モノパイル」国産第1号が完成 次世代の再エネ拡大に期待 岡山・笠岡市

 洋上風力発電用の風車を支えるための土台「モノパイル」が岡山県笠岡市で完成し、記念式典が26日、開かれました。

 秋田県沖の事業で使われる国産の第1号で、再生可能エネルギーの拡大につながることが期待されます。

(記者リポート)
「こちらが今回完成した製品です。巨大な鋼鉄製の筒です」

 プラント建設などを手掛ける東京の「JFEエンジニアリング」が笠岡市の工場で製造したモノパイルです。最大のものは長さ約80m、筒の直径は11mです。

 モノパイルは洋上風力発電の風車の土台で、海底に取り付けます。風車を固定するために使われます。

 今回、秋田県沖で進んでいる洋上風力発電事業に納入する13本が完成しました。JFEエンジニアリングによりますと、国内での生産は初めてだということです。

 9月7日の初出荷を前に26日、記念式典が開かれました。

(JFEホールディングス/北野嘉久 社長)
「日本の洋上風力産業の競争力強化に向けた国産サプライチェーン構築の重要な第一歩ということ、それから我が国のエネルギー政策と産業競争力強化を支える大きな節目である。国のエネルギーインフラの構築を通じて我が国の持続可能な成長とエネルギー安全保障の実現に貢献してまいりたいと考えております」

 JFEエンジニアリングは今回の13本を含む21本のモノパイルを2027年3月までに納入する予定です。秋田県沖の洋上風力発電の運転開始は2028年6月の見通しです。

(JFEエンジニアリング/福田一美 社長)
「我が国の再生可能エネルギーにとっては必要不可欠、必ず必要なものだと思っております。2年後にはこの工場の操業が100%フル生産に達すること、これが目標であり夢であり計画」

サプライチェーンの海外依存などの課題解決に期待

 政府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」にする「カーボンニュートラル」の実現を目指しています。

 洋上風力発電は二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーとして注目されていますが、普及には、建設コストやサプライチェーンの海外依存、輸送リスクなどの課題があります。

 モノパイルを日本国内で製造すれば、こうした課題をクリアすることにつながる可能性があります。

 JFEエンジニアリングは、「品質・納期・コストの全てにおいて信頼される国産モノパイルの供給体制をさらに強固なものとし、技術の蓄積と伝承、地域雇用の確保をしたい」としています。

KSB 報道
執筆:KSB報道
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