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2040年ごろからの大量廃棄に懸念…使用済みソーラーパネルの資源化へ「非常に大きな一歩」 岡山

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 使用済みのソーラーパネルから抽出したガラスを原料に、新しいガラス製品を製造したとして、取り組みを進めている企業などが会見を開きました。

 この取り組みは、岡山県新見市の「新見ソーラーカンパニー」が使用済みのソーラーパネルから熱分解処理で原料のガラスを抽出し、そのガラスを使って、倉敷市のガラス工房「ぐらすたTOMO」がソーラーパネルのカバーガラスを製造するというものです。

 また、同じ方法でガラス食器も作っているということです。

 「新見ソーラーカンパニー」「ぐらすたTOMO」などと連携して、ソーラーパネルのリサイクルに取り組んでいる「PVリボーン協会」によると、太陽光発電は2012年に「固定価格買取制度」が導入されたことで、急速に普及しましたが、パネルの耐用年数は20年から30年ほどと言われていて、2040年ごろからの大量廃棄が懸念されるということです。

 「PVリボーン協会」は、会員企業と連携して、使用済みソーラーパネルの資源化や製品の実用化を進めたいとしています。

(PVリボーン協会/藤井尊久 代表理事)
「ソーラーパネルをソーラーパネルに戻すってこと、それが一番やりたいことなんです。この板ガラスまで出来上がりましたっていうことは出来たというのは、我々にとって非常に大きな一歩かなとそういうふうに考えています」

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