釘を使わず木と木を組み合わせて家具などを作る「指物師」。京都の名工による展覧会が高松三越で開かれています。
成長の過程で入った波打つような独特な木目を生かした京指物のお盆。手掛けたのは京都の指物師、裕軒五代・岩木秀斎さん(52)。
高松三越で開かれている襲名記念の展覧会には2年前の襲名後に作った約70点が展示されています。
水指などを置く「桐溜掻合双鶴棚」について岩木さんは――。
(裕軒五代/岩木秀斎さん)
「2匹の鶴が向かい合っているイメージで、鶴首のようにスッキリと反らせて、『ひれ』を羽に見立てて向かい合っているイメージで棚を作りました」
岩木さんは、長い年月を掛けて寝かせた貴重な木を使い、木目などの特徴を生かした茶道具などを作っています。
「神代檜花菱透四方盆」は、地中から発掘された紀元前のヒノキを使っています。
どの作品も緻密で美しい職人芸が光ります。
(裕軒五代/岩木秀斎さん)
「私なりに茶の湯の指物への思いを込めて制作しました。さまざまな種類の木で作っているので、清々しさや力強さも感じていただければ」
裕軒五代・岩木秀斎さんの作品展は8月31日まで開かれています。
29日、30日にはギャラリートーク(午後2時~)やお呈茶席(午前11時~午後4時)も開かれます。