視聴者の皆さんの疑問に答える「みんなのハテナ」です。今回のテーマは「梨」(和梨)です。
最初に少し予備知識を。日本の梨、「和梨」は皮の色で2種類に分けられます。
観音寺市豊浜町で栽培される「幸水」や「新高」など褐色の「赤梨」と、鳥取の「二十世紀」などの「青梨」があります。今回は赤梨で有名な観音寺市を訪ねました。
1909年(明治42年)から栽培されている観音寺市豊浜町和田の梨は110年以上の歴史があり、梨の郷として知られています。
この地区の梨部会の小博安雄 部会長です。
梨畑はどんな様子?(赤磐市 おかもん 79歳)
(記者リポート)
「梨畑の梨の木は人の背丈より少し高い位置に横に張られた棚に、枝を扇状や網目状に広げて栽培されています」
梨の木は自然のままであれば上に枝を伸ばし、高さ5mほどに成長しますが、梨畑では枝を横に広げて棚状に仕立てています。
こうすることで、日光が均等に当たるようになります。さらに……
(記者リポート)
「3年目を迎えている梨畑です。このように元気の良い枝を横にはわせて、しっかりと据えることによって作業がしやすい梨畑になるわけです」
低くなることで収穫作業などもしやすくなります。
この地区では、熟す時期が異なる複数の品種をリレーするように順次収穫、出荷しています。
(JA香川県豊南地区梨部会/小博安雄 部会長)
「最近できた『凜夏』という品種、おいしい梨の出荷が若干あって『豊水』に引き継いで、皆さんお待ちかねの『あきづき』になると」
おいしい梨の見分け方は?(笠岡市 8っ4他)
(JA香川県豊南地区梨部会/小博安雄 部会長)
「熟してくるほど赤梨であれば赤くきれいに仕上がってきます。お尻に周りに点々があるんですが、点々が果実が柔らかくなるほど大きくなっていきます」
梨は、木につながっていた方を「上」とすると、樹上で育つ際に果実の下に向かって栄養や水分が運ばれやすいため、下が甘くなるそうです。
そんな梨をおいしく食べるおすすめの切り方が……
(JA香川県豊南地区梨部会/小博安雄 部会長)
「最近食べてムラがないようにスティックカットという方法が出ておりまして」
まず、洗った梨を皮付きのまま、約1.5cm幅で輪切りにします。
その輪切りにしたスライスを、さらに1.5cm幅に縦に切ります。
棒状になった部分につまようじを刺して完成です。簡単で、食べやすくもなるのでぜひ、お試しください。
シャリシャリ感の正体は?(観音寺市 まーき 68歳)
(JA香川県豊南地区梨部会/小博安雄 部会長)
「十分な水分を果実の中に蓄えるために、細胞がしっかりした細胞でなかったらいかんのです」
それが「石細胞」と言われる細胞壁です。果実を守るための細胞壁が硬くなったものを「石細胞」と言い、多くの果物の皮に含まれている成分です。
梨の場合、皮だけでなく果実全体にも「石細胞」が含まれていて、他の果物にはない特有のシャリシャリ食感が楽しめるのです。
品種によると年末まで楽しめる梨ですが、その品種の多くは一度収穫すると追熟がありません。購入してから、すぐに食べるのがポイントです。
(JA香川県豊南地区梨部会/小博安雄 部会長)
「冷蔵庫で十分冷やした梨を冷たい状態のまま食べていただくのが一番梨の風味が味わえると思う」
(2026年8月27日放送「News Park KSB」より)