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4番は元「調理部」 山陽学園高校・新生野球部が奮闘中…目指すは公式戦1勝! 岡山【青春のキセキ】

 岡山・香川の高校生を応援する「青春のキセキ」。今回は、2026年4月に立ち上がった新生野球部の奮闘をお伝えします。集まった部員のうち中学で野球をやっていた生徒はゼロ。創部から半年。公式戦1勝を目標に、日々奮闘中です。

 2026年4月に産声を上げた山陽学園高校野球部。2年生が3人、1年生は6人で、これまで運動部ではなかった部員も多くいます。

 ひとまず夏の大会は出場を見送り、この秋の大会に向けて週6日練習に打ち込んできました。

(山陽学園/大谷飛雄さん[2年])
「練習はきついと思います。でも、できないところが少しでもできていくのが楽しくて、毎日頑張ってやってます」

 2年生の大谷飛雄さんも野球経験はなし。誰からも愛されるキャラクターの持ち主で、チームでは「4番」を任されています。

 大谷さんにはカフェを開くという夢があり、1年生の時は調理部に所属していました。同じクラスの2年生2人が野球部への入部を希望していると聞き、自らも入部を決めました。

(山陽学園/大谷飛雄さん)
「ゼロからでも頑張ればいけるかなと思った」

 創部から4カ月が経った8月。この日は初の公式戦となる秋の大会の地区予選の予定でしたが……

(山陽学園/畑絢二朗 監督)
「あの立派な球場で、できるチャンスほしかったな。悔しいって思ったんだったら次の春にしっかりそれをぶつけて、いい結果が出るように。それぞれで課題を持ってしっかり頑張ってください」

 9人だった部員のうち1人が大会直前に退部。選手が足りず急遽出場を辞退することになりました。

(山陽学園/畑絢二朗 監督)
「がっつり部活してきた子たちじゃないから、悔しさはあるのかないのかよくわからないけど、でもやっぱり野球ノートとか書かせてるんですけど、その中には『悔しい』という表現もあったり」

(山陽学園/大谷飛雄さん)
「悔しいなっていう気持ちが一番で。この夏、毎日頑張ってきたので、人数が欠けて出場できないというのが、あぁまじかと」

(山陽学園/畑絢二朗 監督)
「これは大谷くんのノートですけど、彼はしゃべっていてもわかるように、結構いろいろ考えてやってて。こうなりたいとか。毎回課題を書いてきたり」

「大谷っていう名字が4番にいるだけで野球っていいじゃないですか(笑)それは10割あるうちの1割くらいですけど、あとは彼の取り組みへの真面目さ。頑張って練習もほぼ休むことなく参加して。努力すれば、いい選手になっていくと思います」

 10月12日は美作市に遠征し、林野高校との練習試合に臨みました。しかし……

(山陽学園/畑絢二朗 監督)
「ユニホームなんか忘れたら大会だったら出れない。ただでさえ人数ギリギリだったりとか、こんな状況で普通は出られないから」

 大事な試合の日に、自宅にユニホームを忘れてしまいました。普段の4番ではなく9番・レフトで試合に出場することになります。

 落ち着いてフライをキャッチするなど安定感のある守備を見せた一方で、打撃では3打数3三振。落ち込んだ気分を引きずってしまいました。

大谷さん「バッターとして三振だったので……」
竹内部長「やっぱり打つ部分がもっとできないとなぁ」
大谷さん「ワンテンポ遅れて……」
竹内部長「当たらなかったでしょ。じゃあ、当たらなかったら2打席目どうするの?っていう」
大谷さん「早く振る」
竹内部長「とかね。そういうのを考えて」
大谷さん「アウトコースも振ってたんで、身体が前にいくやつが多かったから、しっかり見極めるのが大事だなと…」
竹内部長「というよりも、きょうは気分の問題。あの気分の落ち方をしちゃうと、やっぱり核になるやつがあの気分の落ち方をしちゃうといけない」

 その5日後。山陽学園のグラウンドには、いつもように練習に励む大谷さんの姿がありました。練習試合の日の野球ノートには。

(山陽学園/大谷飛雄さん)
「最も大切なユニホームを忘れてしまい、その時点でダメだと思いました」

 監督からは「その後に生かそうとすること」というコメントが。

(山陽学園/大谷飛雄さん)
「やっぱりその後、気分が下がって、雰囲気があまり良くなかったっていうのを、畑先生と竹内先生から言われたので、ユ二ホームを忘れてからの行動が大事だったんじゃないかなと思いました」

 大谷さんを含めた2年生3人にとって残す大会は春と夏のみ。高校から始めた野球。失敗から学び、一歩ずつ前に進んでいきます。

(山陽学園/大谷飛雄さん)
「しっかりとやれるところはやって、エラーとか変なミスはせずに、しっかりと打てる選手になっていきたいなと思ってます」

(2026年10月21日放送「News Park KSB」より)

KSB 報道
執筆:KSB報道
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