岡山県に、この4月に立ち上がった高校野球部があります。集まった部員11人のうち、中学で野球をやっていた生徒はゼロ。2027年の夏に向けて新生野球部、奮闘中です。
2026年の4月30日に産声を上げた山陽学園高校野球部。部員11人のうち、小学生の時に経験がある部員が3人いますが、8人は全くの初心者です。
Q.これまでの部活は?
(2年生は―)
「パソコン同好会です」
「地歴部です」
「イラスト同好会と食物部(家庭科クラブ)です」
ひとまずこの夏は出場を見送り、8月下旬に始まる秋の大会の地区予選に向けて週6日、猛練習中です。
(山陽学園/大谷飛雄 選手[2年])
「練習はきついと思います。でも、できないところが少しでもできていくのが楽しくて、毎日頑張ってやってます」
(山陽学園/佐藤優多 主将[2年])
「まだまだほかのチームに比べたら全然できてないんで、早くもっとみんなと上手くなってみたい」
お揃いのTシャツは取材日の前日に届いたもの。
日々の練習でも、まだまだ初めてのことばかり。ランナーを塁間で挟む守備の練習では……
共学化して7年目となる山陽学園高校に野球部を立ち上げたのは、この春から着任した畑絢二朗監督。高校時代は岡山学芸館野球部で3年間汗を流しました。
(山陽学園/畑 絢二朗 監督)
「3月まで公立中学校の方で中学校の先生をしていたんですけど、いつかは高校野球にとずっと思っていた」
部員の募集から始まり、ここまで約3カ月。野球はもちろん、運動部ではなかったメンバーも多いため、夏の暑さの中で体を動かすことや野球の基礎的な動きを学ぶことから始めています。
(山陽学園/畑 絢二朗 監督)
「本当に最初はキャッチボールすらままならないような状況からスタートだったんですけど、飲み込みが早くて、まだまだ足りないところはたくさんあるけど、野球にはちょっとは近付いたかな」
夏の大会初日。マスカットスタジアムに山陽学園野球部の姿が。2027年の夏に向けて大会の雰囲気を感じようと、観戦に訪れました。部として試合を観戦するのは初めてです。
6月入部したマネージャーはスコアの付け方を習い、選手はグラウンドで躍動する球児を見て、1年後に向けて思いを新たにしていました。
(山陽学園/大谷飛雄 選手[2年])
「尊敬するというかすごいなぁって。ゆっくりでいいんで、少しずつ基礎を極めて近づければ」
(山陽学園/山下湛 選手[2年])
「フライを捕れるような選手になって、エラーをせずに、試合ができたら」
(山陽学園/佐藤優多 主将[2年])
「元気があって、しっかりと声も出てて、しっかりと皆がつないで勝てるようなチームに頑張ってしていきたい」
山陽学園高校野球部はこれまでに2試合練習試合を行い、34対0と47対0で敗戦。ヒットはまだ出ていません。
初ヒット、初得点、初勝利。今後訪れる「初めて」を楽しみに、新生野球部は一歩ずつ歩みを進めていきます。
(山陽学園/畑 絢二朗 監督)
「好きで始めた野球を嫌いにならないでほしい。楽しく、野球がどんどんと上手くなってくれたらなと、そこを一番に願っている」
(2026年7月21日放送「News Park KSB」より)