岡山・香川の高校生を応援する「青春のキセキ」。今回は、自動車整備の全国大会に挑む高校生を紹介します。とことん真面目に正確に。信頼される整備士を目指し、いざ、全国大会へ。
おかやま山陽高校で自動車点検の訓練を行う、自動車科2年・和田遥希さん。
高校生が自動車整備の知識や技術を競う「ものづくりコンテスト全国大会(※自動車整備部門)」を14、15日に控え、放課後、大会を想定した練習を繰り返していました。
(おかやま山陽 自動車科/岡寛之 教諭)
「5分オーバーしているので、そこをどう短縮するか。あとは正確にするか」
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「無駄な動きもちょっとあったので、そこを削れたらもっと早いかなと思う」
本番で与えられる課題は4つ。
「点検」に加えて、エンジンの故障部分を特定し復旧する「エンジン故障探求」部品の摩耗などを調べる「測定」そして学科試験です。
「測定」では、限られた時間の中でエンジンの部品を100分の1mm単位で測る技術が求められます。
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「全国大会という舞台は初めてなので、かなり緊張してます」
和田さんは6月「ものづくりコンテスト」の県大会を制すると、続く7月の中国大会でも2位を37点引き離す400満点中365点で優勝。全国への切符を勝ち取りました。
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「自分の頑張りが認められた気がしてうれしかった」
岡山県には自動車整備を学べる高校が3校ありますが、ものづくりコンテストの全国大会にはおかやま山陽が5年連続で出場しています。
自動車科は、大きな実習場を備え、整備士育成に力を入れているほか、なんと、自動車整備部という部活まであります。
過去には、車の高さが45.2cmの「世界一車高が低い車」を製作しギネスに認定されたり……
普通免許で陸上と水上を走ることができる水陸両用車を作ったり……
ヘラクレスオオカブトの形をした電気自動車を作ったりと、生徒自らがさまざまな車を製作してきました。
和田さんも、そんなおかやま山陽の門を叩いた一人です。
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「幼い頃から車が好きで、もともとミニカーでよく遊んでいて、どんどん集めるようになって、将来のことを考えた時に車に関係する仕事に就きたいなと思っていたので、そこから自動車科に入学しました」
今は自動車整備部に所属し、排気量50CC未満のエンジンを搭載した「ゼロハンカー」の製作にも励んでいます。
そんな和田さんについて同級生は―
(同級生は―)
「すごい真面目で、勉強もできて」
「何でもできる人だなという感じですね」
「優しいし、聞いたら何でも教えてくれる。(Q.欠点は?)欠点はないです」
指導する先生も……
(おかやま山陽 自動車科/岡寛之 教諭)
「(Q.彼の性格は?)真面目です! 見ての通り、すごい真面目です。(Q.自動車整備において真面目であるということがどんな意味を持つ?)お客さんに対しての信頼を得るところなので、やはり安心・安全を届けるところが整備士の一番重要なところになる。そこは彼の良いところ。信頼ですよね」
14、15日、北海道で行われる「ものづくりコンテスト全国大会(※自動車整備部門)」には全国9地区から10人の高校生が出場します。
一つ一つの作業を丁寧に正確に。持ち前の真面目さを武器に、和田さんは中国地区の代表として全国に挑みます。
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「初めての全国大会なので、自分のできるだけのことをやって、しっかり上位を目指せるように頑張っていきたい」
そして、その先に見据えるのは、「お客さんから信頼される整備士」になることです。
(おかやま山陽 自動車科2年/和田遥希さん)
「お客様の車を預かっているということは、お客様の命を預かるということにもつながるので、やっぱり一つ一つの作業も正確にミスのないように安全に作業していきたいと思っています」
(2026年11月4日放送「News Park KSB」より)