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東証が取引時間延長 終値決める新たな仕組みも

経済

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 東京証券取引所は5日から70年ぶりに午後の取引の終了時間を30分延長し、午後3時半に無事に終了しました。

 東証の午後の取引時間は、これまで0時半から3時まででしたが、5日から午後3時半までに延長しました。

 初日の取引は特にトラブルや混乱もなく無事に終了しました。

 終値は4日より421円高い3万8474円でした。

 終了時間の延長にはシステム障害が起きた際の備えとして、取引時間を少しでも長く確保するなどの狙いがあります。

 また、世界の主な取引所と比べて短い取引時間を延ばすことで海外からの投資をさらに呼び込むなど市場の活性化を図ります。

みずほ証券 コンタクトセンター長 伊達陽一氏 「お客様から延長に関するお問い合わせは数日前から入っております。さらにここから我々のところもお客様に啓蒙(けいもう)活動をしていきたい」

 また、取引時間の延長に加えて「クロージング・オークション」という終値を決める新たな仕組みも導入されます。

 取引終了前の5分間は注文を受け付けるだけで売買は成立せず、取引終了時間になると売り注文と買い注文を突き合わせて終値が決まります。

 注文状況を見ながら発注ができるため、取引の透明性が高まるということです。

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