寒さの到来とともに年の瀬が近くなってきましたが、今年は「年賀状じまい」シールが登場しているようです。皆さん、今年はどうしますか。
■値上げ影響“年賀状じまい”も急増
今年は年賀状どうしますか。
年賀状を出す人(50代) 「個人的に手紙書くの好き。年寄りが多いとメールをしない人も生存確認的にお互いに」
出す人、出さない人。事情は人それぞれ…。
年賀状を出す人(80代) 「いつも200枚だったが、今年は100枚。LINEなどで失礼するケースも。先輩や恩師は書いて出した方が良いと思う」
2年前から出すのをやめた人…。
年賀状を出さない人(50代) 「親戚が少なくなった。紙にこだわる方がいなくなった。負担が少なくなった」
年賀状を出さない人(80代) 「友達がけがをしたり、腰を痛めたり、亡くなった人も多いので(年賀状)やめました」 「(Q.心境は?)やめることはしょうがない。80歳を超えたら字を書くのも手が震える」
年賀状を例年出す人(夫70代) 「日本人の美徳忘れてはいけないと思う」
出す派でも迷いがあるよう。
年賀状を例年出す人(妻60代) 「今年は(はがきの)料金が上がった。だから今年は考えている」
日本の正月に長く根付いた年賀状。1949年に登場したお年玉付きの年賀はがきは当時3円でした。今年は値上げされ、1枚85円です。
そんな時代に売れているのが…。
ロフト広報 横川鼓弓さん 「切手のない年賀はがきの売り上げが好調。前年比で120%」
年明けすぐに会う親戚や職場の人には直接手渡して切手代を節約。
また、年賀状を送るのをやめる「年賀状じまい」も急増。悩みの種は角が立たないやめ方です。ロフトで今年から扱うのはこんなシール。はがきに貼るだけで簡単に年賀状じまいができます。
ロフト広報 横川鼓弓さん 「“終活”を考えて年賀状じまいをする方。SNS・メールであいさつをする方から要望があって増やしている。筆を取るよりスマホであいさつすることが増えているからだと思う」
開発した会社は、デザインに気を使ったといいます。
リュリュ 営業 東奈緒美さん 「年賀状じまいを割と簡単にできるかな。手書きだとちょっときつく感じてしまう」
リュリュ デザイナー 谷口ほのかさん 「受け取った方はマイナスに捉えられることがないように、おめでたさは大切にしたいと思って丸みをもったイラストを心掛けた」
実際、年賀状じまいが届いた人は…。
年賀状じまいが届いた人 「『今回で失礼させていただきます』という人はだいぶいる」 「(Q.嫌な気持ち?)しませんね。それはその方の事情もあるし、世の中の流れじゃないですか」