自民党は石破総理大臣が提唱する「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」構想などを念頭に、アジアの安全保障の在り方について議論する新たな組織を立ち上げました。
自民党 小野寺政調会長 「『アジア版NATO』や日米地位協定の改定という問題については、やはり一朝一夕にできるような課題ではありません。しっかり議論を積み上げていくということがまずは大切」
初会合には木原前防衛大臣や小林元経済安保担当大臣などが参加し、政府から現在の安全保障環境や諸外国の事例などについてヒアリングを行いました。
今後は有識者も交えて議論し、政府への提言をまとめたい考えです。
石破総理は自民党総裁選挙でNATOのような集団安全保障の枠組みをアジアにも作るべきだと主張していました。
ただ、アメリカやASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国などから否定的な見方があり、総理に就任してからは持論を封印しています。