中国メディアが2024年の「10大流行語」を発表しました。中国政府が外国人観光客の誘致を進めるなか、外国人インフルエンサーが作った中国語と英語を組み合わせた言葉もランクインしています。
上海の政府系メディアは2日、独自に集計した2024年の「10大流行語」を発表しました。
中国で急速に進むデジタル化と、AI(人工知能)の融合を表す「数智化」という言葉がランクインした一方、国際的なルールがないAIについて安全に使うべきだとする「智能向善」という言葉も選ばれました。
また、今年1年で日本を含む38カ国に対してビザを免除するなど中国政府が外国人観光客の誘致を進めるなか、外国人インフルエンサーが中国語と英語を組み合わせて作った「おしゃれかどうか」という意味を示す「city不city」という言葉も選ばれました。
中国外務省の報道官もこれを引用し、「中国は皆さんを歓迎している」と述べるなど、インターネットを中心に話題になりました。
このほか、ボランティアなどを通じ社会で活躍する高齢者を示すとして選ばれた「銀髪力量」という言葉は、日本を超えるスピードで高齢化が進む中国社会を表しています。