日本銀行は18日から2日間、今年最後の金融政策決定会合を開きます。7月以来の利上げを決めるかが焦点です。
日銀の植田総裁は先月、利上げに向けた環境について「前進は見られている」と発言しました。
しかし、「経済や物価の見通しが想定通りなら毎回利上げするわけではない」と慎重な姿勢も見せています。
日銀内にアメリカのトランプ次期大統領の下での経済の先行きや賃上げの継続性などに懸念があるためで、市場には、今回は利上げが見送られるという見方が広がっています。
19日未明にはアメリカが利下げを決める可能性があります。
ここ数日の円安傾向が加速する恐れもあり、日銀はデータを慎重に見極めて判断する方針です。