支持率が低迷し党内外から辞任の圧力が強まっていたカナダのトルドー首相が、首相と与党・自由党の党首を辞任すると表明しました。
カナダ トルドー首相 「党が健全な指名手続きを全土で行い、次期党首を選出した後、私は党首と首相を辞任するつもりだ」
トルドー首相は会見で「議会は数カ月間、機能停止状態に陥っている」と述べたうえで、新たな党首が選ばれた後に首相と党首を辞任する考えを示しました。
トルドー首相は物価高への対応などで支持率が低迷していて、党内外から辞任を求める声が高まっていました。
先月には、アメリカのトランプ次期大統領の追加関税への対応を巡り、意見の対立から財務大臣が辞任し、政権運営に大きな打撃となっていました。
