アメリカ鉄鋼大手のクリーブランド・クリフスが最大手のニューコア・コーポレーションと連携し、USスチールを買収する計画があるとアメリカメディアが報じました。
CNBCによりますと、クリフスはUSスチールの株式を全額現金で買い取り、その後、USスチールの子会社で先端技術があるビッグリバー・スチールをニューコアに売却する計画が検討されているということです。
買い取り価格は1株当たり30ドル台後半とみられています。
ニューコアへの一部売却は独占禁止法に当たる反トラスト法に抵触することを避ける狙いがあるとみられます。
クリフスのゴンカルベスCEOは、ニューコアとの連携について直接的な言及は避けつつ、「我々はアメリカ一丸となった解決策を持っている」と述べUSスチール買収への強い意欲を示しました。
また、「日本は自らが何者か理解していない」「1945年以来、日本は何も学んでいない」などと激しい批判を繰り広げました。