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宮崎で震度5弱 評価検討会どんなやりとり? 今後の巨大地震の可能性は

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 最大震度5弱、津波も観測された宮崎での地震について、今後の巨大地震の可能性はあるのでしょうか。

■震度5弱 検討会どんな内容?

 宮崎で発生した地震。日向灘を震源とし、宮崎市などで震度5弱を観測しました。宮崎などで合わせて3人がけがをしています。

 気になるのは、南海トラフ地震との関連です。

 気象庁は専門家による評価検討会を開催。去年8月、同じく日向灘沖で発生した際に出された「巨大地震注意」ではなく「調査終了」を発表しました。

 震源は、同じく日向灘沖で発生したにもかかわらず、なぜ今回は「調査終了」となったのでしょうか。

 出席した専門家が当時の状況を振り返ります。

評価検討会に出席した京都大学防災研究所 西村卓也教授 「モーメントマグニチュードというものがあるんですが、7.0以上で巨大地震注意となり、6.9以下だと調査終了という情報が出る。きのうの地震は6.7という結果。どたばたしたというほどではなかった。割と今回は調査終了となる雰囲気は最初から若干あった」

 評価検討会で使われる、地震の規模をより正確に表す“モーメントマグニチュード”。13日の地震は6.7。去年8月の地震は7.0。注意情報の基準である7.0を満たさなかったということです。

 ただ、油断は禁物です。

西村卓也教授 「震源域の中で起こった地震なので、全く関係がゼロということは本当はない。南海トラフ地震の発生可能性をごくわずかに上げている可能性も否定できない」

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