政府は今月24日に通常国会を召集する方針を衆議院と参議院に伝えました。会期は150日間で、延長がなければ6月22日までとなります。今月24日には石破総理大臣の施政方針演説などが行われ、27日から各党の代表質問が始まる見通しです。
政府・与党は、今年度の3月中に2025年度予算案の成立を目指す方針です。
野党の賛成が不可欠となるなか、年収103万円の壁の引き上げを巡る国民民主党との協議や教育無償化についての日本維新の会との協議で合意を得られるかが焦点です。
また、政府は59本の法案を国会に提出する方針です。
重要インフラへのサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けた法案や、生成AIを悪用した偽情報の拡散などを防ぐための法案などを巡り、与野党の論戦が交わされます。
会期の延長がなければ公職選挙法の規定により、参議院選挙は7月20日に投開票となる見通しです。
