2024年に関東で相次いだ強盗事件のうち、千葉県船橋市の貴金属店と八千代市の質店で強盗しようとした罪に問われている男が初公判で起訴内容を認めました。
岸本蘭丸被告(22)は去年8月、船橋市の貴金属店と八千代市の質店で強盗しようと事前に準備した包丁1本を隠し持って店内を徘徊(はいかい)したなどの罪に問われています。
今月15日、千葉地裁で開かれた初公判で岸本被告は起訴内容について間違いないかを問われ、「ありません」と起訴内容を認めました。
また、被告人質問で「自分の甘い気持ちで事件を起こしてしまい多くの関係する人に迷惑をかけた」「これまで地道にコツコツ努力することができていなった」と話しました。
検察側は、岸本被告が「タカハシ」を名乗る人物から指示を受けていたことを明らかにしたうえで、「計画的かつ組織的犯行である」、「報酬を得るのが目的であり身勝手な犯行」として懲役3年を求刑しました。
弁護側は「最初から強盗目的ではない」として執行猶予付きの判決を求めました。