国会では、27日午後から石破総理大臣の施政方針演説に対する代表質問が行われます。野党は少数与党の石破政権に何を突き付けていくのでしょうか。
(政治部・笠井美来記者報告) 立憲民主党は野田代表がトップバッターとして政治とカネ、物価高対策などで迫ります。
立憲は都議会自民党の裏金問題の真相解明や、企業・団体献金の禁止を求めていきます。
また、学校給食の無償化などを訴えます。
日本維新の会は前原共同代表が質問に立ち、高校授業料の完全無償化や社会保険料の引き下げを主張します。
午前には与党とのを協議を行い、4月からの高校無償化に向けた議論を行いました。
国民民主党は「年収103万円の壁」の引き上げを引き続き求めます。
各党は石破政権に主張を飲ませ、2025年度予算案の修正を求めていきます。
夏に参院選を控えるなか、野党はそれぞれがアピール材料となる成果を出し、存在感を高めたい考えで、野党全体がまとまる見通しは立っていません。