「はだか祭り」で知られる西大寺会陽が2月、岡山市で開かれます。開催に向けた最初の儀式、「事始め」が岡山市で行われました。
岡山市の西大寺観音院で行われた「事始め」の儀式です。
会陽で男たちが奪い合う「宝木」を作る刃物を手入れするもので、棟梁の次田和生さんと弟の典生さんが約20分かけ、かんなやのこぎりなど合わせて11の道具の刃を研ぐなどしました。
西大寺会陽は500年以上の歴史がある国の重要無形民俗文化財です。約1万人の締め込み姿の男たちが2本の宝木を奪い合う奇祭として全国的に知られています。
新型コロナの影響で2021年から3年間は宝木の争奪戦を中止し2024年、4年ぶりに復活しました。
(西大寺観音院/坪井綾広 住職)
「昨年はコロナ明けということもあって裸の参加者が少なかったので、1人でも多くの方の祈りが成就するように若い方にはぜひ参加していただきたい」
宝木は2月15日・午後10時に投下されます。