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水原被告に禁錮4年9カ月 “手紙”が逆効果か 26億円支払える?

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 禁錮4年9カ月に加え、大谷翔平選手に26億円を支払うように命じられた水原一平被告。この巨額の賠償金、どうやって支払うのか。そもそも支払うことはできるのでしょうか。

■禁錮4年9カ月 “手紙”が逆効果に?

オペレーター 「お名前をお願いします」 水原被告 「大谷翔平です」 オペレーター 「送金の目的は?」 水原被告 「車のローンです」

 大谷選手をかたり、銀行口座から金をだまし取った罪に問われた水原被告。

裁判官 「大谷選手は水原被告へポルシェをプレゼントしていましたか?」 水原被告の弁護士 「はい。返しました」 裁判官 「そのポルシェの価値は?」 水原被告の弁護士 「SUV(スポーツ用多目的車)タイプですが、クラシックポルシェより安いと思います」

 水原被告は裁判所に提出した手紙の中で「給料が安かった」「大谷のサポートは多忙だった」などと情状酌量を求めていました。しかし、求刑通り禁錮4年9カ月という厳しい判決。

 国際弁護士の吉田氏は厳しい判決だと話します。

米国在住 国際弁護士 吉田大氏 「通常であれば司法取引をして調査協力をしたのであれば、そこ(求刑)を下回るのが一般的なところ。これをゼロ回答したということで非常に珍しいケースだと思う。裁判官として水原氏の手紙は非常に心証を悪くしていると明らかになっている」

 裁判官は判決の中で「水原被告からの手紙は間違いだったと感じている。きちんと返済をしてほしい」と諭しています。

 傍聴したスポーツ記者は…。

ジ・アスレチック サム・ブラム記者 「彼は非常に無表情で質問にも答えませんでしたし、反応をすることもありませんでした。私は一平と長い間一緒に仕事してきたんですけどね」

 水原被告は控訴せず、今後、アメリカの刑務所に収監されることになります。

■26億円支払える?水原被告に実刑

 26億円という巨額な賠償金の支払いは可能なのでしょうか。

裁判を傍聴した ロス支局長 力石大輔 「本来は刑務作業をする必要はない。刑務所の中でヘアサロンで働いたり、カフェテリアで働いたり、ナンバープレートを作る刑務作業があるそうですけど、これを時給25セントほどで行うと。四半期ごとに25ドルは必ず支払うという約束になっている。時給が時給なだけに、かなりの時間刑務所の中で働かないといけない。刑期を終えた後も賠償金の義務、払う義務は残っていて、最大20年間は毎月給与の10%を払いなさい、最低でも200ドル払いなさいと、文字通り一生かけて罪を償うことになりそうです」

(C) CABLE NEWS NETWORK 2025

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