アメリカのトランプ大統領はヨルダンのアブドラ国王と会談し、アメリカがパレスチナ・ガザ地区で再開発を進めることに強い意欲を示しました。
トランプ大統領 「アメリカが広大な土地を掌握すれば、中東に初めて平和が訪れる。ガザに住んでいるパレスチナの人々は別の場所で素晴らしい暮らしができるだろう」
トランプ大統領は11日、ホワイトハウスでヨルダンのアブドラ国王と会談し、ガザ地区を巡って協議しました。
トランプ氏はアメリカがガザを所有して大規模な再開発を進めることで廃墟がオフィスビルや住宅、ホテルが建ち並ぶ場所に生まれ変わり、多くの雇用も生まれると述べました。
また、住民がガザにとどまりたいと思うのは「他の選択肢を知らないからだ」とし、近隣国であるヨルダンやエジプトなどに移住することで安全な暮らしができると強調しました。
アブドラ国王は自身のSNSに、トランプ氏との会談でヨルダン政府としてガザから住民を移住させることに反対する立場を示したと明らかにしています。