クラブ初のJ1に挑む、ファジアーノ岡山。チーム最年長選手の「J1への思い」に迫ります。
J1開幕まであと4日。
11日は祝日ということもあり、ファジアーノの練習拠点である政田サッカー場には多くのサポーターが詰めかけました。
クラブとして初のJ1を戦う今シーズン。
11日の練習では新加入の選手たちも、球際の激しさなどファジアーノらしさを存分に見せていました。
(ファジアーノ岡山/木山隆之 監督)
「一番大事なのは我々らしくやっていくことが大事だと思うので、全員でいいキャンプをして、そのあともしっかりトレーニングを積んできたのでいい状態で臨めると思う」
開幕スタメン争いも激しさを増すなか、政田にひと際大きな声を響かせていたのが在籍8年目を迎えたゴールキーパー金山隼樹(36)。
昨シーズン公式戦の出場はゼロ。それでも「ファジアーノがどういうクラブか」を体現する、チームに欠かせない存在です。
(ファジアーノ岡山 GK/金山隼樹 選手)
「自分が教えるっていうよりかは体現していく、自分自身がファジアーノっていうのはこういうものだぞってプレーで示していったりとか。どんな状況でも前向きに1つになってやっていくというのは常に自分の中で声掛けあったりとかチームの雰囲気を見ながらできることはやっていきたい」
(ファジアーノ岡山 MF/竹内涼 主将)
「ファジアーノ岡山というものを隼樹さんから全て学んだと思っていますし、トレーニングだったり、ピッチ外の姿勢を見て、ファジアーノ岡山の選手としてどうあるべきかをすごく学んだ」
チーム最年長のベテランは2018年に当時J1の札幌からファジアーノに加入。J1は、雪辱の舞台にもなります。
(ファジアーノ岡山 GK/金山隼樹 選手)
「J1でいる時にやっぱり足りなかったので、岡山にくるきっかけっていうのはもう1回自分自身、成長してJ1のピッチでプレーしたいっていう思いから岡山に来たので」
ファジアーノらしくどんな状況でも前向きに、泥臭く走り続けようやくつかんだ再挑戦の切符。
これまで在籍した選手やスタッフの思いも背負うベテランは、最高峰の舞台でも挑戦を重ね高みを目指します。
(ファジアーノ岡山 GK/金山隼樹 選手)
「個人としてもチームとしてもチャレンジし続けないといけないと思っていて、やっぱりここがゴールではないし、選手もチームも岡山県民の全員が挑戦してもっともっと高みを目指していくっていうのが大事だと思うので、金山史上一番を目指してこれからもひたむきに一生懸命やっていきたい」