埼玉県八潮市の道路陥没事故で運転席部分に運転手がいる可能性があることが分かり、救助のための工事には3カ月程度かかる見込みです。
埼玉県は11日、下水道管内で見つかったものは転落したトラックの運転席部分だと確認され、中に運転手がいる可能性があると明らかにしました。
運転席部分は陥没現場から約30メートル下流にあると推定されるということです。
県は下水道管を迂回(うかい)させるバイパス工事を進めるとともに運転席部分に向けて穴を掘る方針で、工事に3カ月程度かかるとみられます。
一方、周辺の12の市と町の約120万人に出していた下水道の使用自粛の要請を12日正午に解除します。
また、県は八潮市に災害救助法を適用し、避難している住民に宿泊代を支援するということです。