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「国民の懐を温める」国民民主党大会で今年度方針“手取りを増やす”に「妥協しない」

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 過去最大に膨らんだ国の借金は、103万円の壁の引き上げにどう影響するのでしょうか。林芳正官房長官が「厳しい財政事情を踏まえた議論が必要」とするなか、11日に党大会を行った国民民主党は「国民の懐を温めることが最優先」と強調しました。

■党大会で榛葉幹事長がゲキ

 衆議院選挙に続き、地方選でも連勝をする国民民主党の党大会。

国民民主党 榛葉賀津也幹事長 「皆さんうれしいかもしれない。喜びたいかもしれない。しかし、勘違いしたらいけない。国民民主党が強いから勝ったんじゃない。市民の納税者の国民のSOSなんです」

 党の勢いそのままに一般席はすぐに満席。およそ120人分を用意しましたが、2倍近い応募が寄せられ、結党以来初めて座席が抽選になるほどの人気ぶりでした。

 そんな党の人気に水を差す形になっているのが、玉木雄一郎氏の女性問題です。

榛葉幹事長 「わけあってきょう、表舞台に出ることのできない政治家がいます。一兵卒の玉木雄一郎です。この党にあんたは必要だ。しっかりと反省をして、もう一度我々の先頭に立って、この国のために一緒に汗を流していこう」

 年収103万円の壁引き上げや、ガソリンの暫定税率廃止など、看板政策の国会審議がヤマ場を迎えるなか、玉木氏の役職停止はあと3週間続きます。

来月3日まで役職停止中 玉木氏 「これから数週間が山になる。交渉担当者である古川税調会長、浜口政調会長を皆で支えて、政策の実現に全力を傾けていきたい」

■与党との協議は?

 党大会では「手取りを増やす」を最重要課題に掲げる2025年度の活動方針を採択。3党の幹事長が合意した年収の壁の引き上げや、ガソリン減税の必要性を改めて訴えました。

国民民主党 古川元久代表代行 「この2つの合意事項の実現を、引き続き与党に対して強く求めていく。安易に妥協するつもりはありません」

 本予算の年度内成立に向け、与党は今月中旬の合意を「デッドライン」と位置付けています。

 しかし、国民民主党との溝は埋まらず、協議は膠着(こうちゃく)状態に陥っています。

 「国の借金」が1317兆円にまでふくらむなか、国民民主はどう与党との協議に向き合うのでしょうか。

住田紗里アナウンサー 「林官房長官も『国の財政は厳しい』。(年収の壁協議は)『財政状況を踏まえた議論必要』との認識」

古川代表代行 「私たちも財政規律をまったく無視していいと言っているわけではない。しかし、足元を考えて、今優先すべきは目先の処置を考えるのではなく、中長期で、日本経済そして財政を考えれば、やはり国民の懐を温めることが最優先課題」

(「グッド!モーニング」2025年2月12日放送分より)

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