国内の債券市場で長期金利の指標となる10年物の国債の利回りが一時、1.435%まで上昇し、およそ15年ぶりの高い水準となっています。
債券市場では、内閣府が17日に発表したGDP=国内総生産が市場予想を大きく上回ったことから、日銀が早期の追加利上げに踏み切るという観測が広がり、長期金利が上昇しています。
また、アメリカの長期金利が高止まりしていることも上昇に拍車を掛けていて、19日の10年債利回りは18日に比べ一時、0.005%高い1.435%をつけました。
2009年の11月以来、およそ15年ぶりの高い水準です。
長期金利は住宅ローンの固定金利や定期預金の利息などにも影響しますが、今年初めに1.1%台だった10年債利回りはおよそ1カ月半の間に0.3%ほど急上昇しています。