日本の債権市場で新規発行の10年物国債の利回りが一時、1.37%まで上昇し、およそ15年ぶりの高水準となりました。
長期金利の指標である10年物国債の利回りは、住宅ローンの固定金利や企業への貸出金利の基準となっています。
そのため、利回りの変化は家計や企業の活動に影響を与えます。
上昇の要因は、アメリカで12日に発表された消費者物価指数が市場の予想を上回ったためです。
改めてアメリカの景気が底堅く、日銀の利上げを妨げないと市場が判断したことから、長期金利は一時、およそ15年ぶりの水準となる1.37%まで上昇しました。