東南アジアなどで働く仕事と偽って特殊詐欺などに加担させられる事件が起きていることを受け、警察庁は保護の現状を明らかにするとともに注意を呼び掛けました。
坂井学国家公安委員長 「SNS上でのやりとりにはオンラインゲームを含め、こうした誘いが行われる危険性があることを十分に認識していただき、少しでも怪しいと思うものには一切応じないでいただきたい」
警察庁は去年10月以降、SNSなどで「海外で儲かる仕事」などと誘われ、海外に渡航し犯罪に加担させられそうになるなどして警察が保護措置を行った事案が10件あったと明らかにしました。
警察庁によりますと、渡航先に関してはカンボジアやミャンマー、ベトナムなど東南アジアが大半を占めていて、なかには現地に密入国させられマシンガンやスタンガンで脅され、詐欺を強要されるケースもありました。
一方、子どもがオンラインゲームのメッセージ機能などのやりとりで海外に誘い出され、特殊詐欺の犯行に加担してしまう事案もあり、警察庁は少しでも不安を感じたら相談するように注意を呼び掛けています。
