4月に開幕する「大阪・関西万博」を目前に、警察庁の楠長官が大阪府警本部を訪れ、警察官らに「万博警備の完遂に全力を尽くす」などと訓示を行いました。
楠芳伸警察庁長官 「ここに会した各位が一致団結し、万博警備の完遂に向けて全力を尽くし、組織の総力を挙げて達成することを期待し、私の訓示とします」
来月開幕する「大阪・関西万博」は、10月までの184日間の期間中に国内外の要人を含めたおよそ2800万人の来場者が見込まれています。
管轄する大阪府警では警察庁や全国の警察と連携して約半年間の万博の警備にあたります。
万博開催を前に警察庁の楠長官が5日午前、大阪府警本部を訪れ、府警幹部などおよそ100人を前に警備本番に向けて「厳しい国際情勢などを踏まえた警備対策の徹底」「関係部門の連携強化と警察職員の士気高揚」「国民の理解と協力の確保」の3点を指示し、万博の警備対策に万全を期すよう求めました。
楠長官は前日には万博会場や1月に完成した会場の最寄り駅となる夢洲駅などを視察しています。