「はやぶさ」と「こまち」が分離したトラブルで、連結器に破損がなかったことが分かりました。
■「連結器部分に破損なし」
JR東日本 新幹線統括本部長 池田裕彦氏 「本日3月6日11時30分ごろ、東北新幹線の上野ー大宮間において、はやぶさこまち21号の連結部が走行中に外れるという事象が発生致しました。今後、速やかに原因究明することに全力を挙げるとともに、それまでの間、新幹線の併結運転をすべて取りやめることに致します」
6日午後、始まったJR東日本の会見。「はやぶさ」と「こまち」の連結が外れてしまった事故について、こう説明します。
池田裕彦氏 「まだ現時点ではっきりしないんですけれど、こまち側のほうの可能性が高いのではないかとみている。どちらも車両の調査を致しますけれども、こまち側を重点的に調査することになるかと思う。こまち側のほうの連結器部分で今までにない状態になっている。ただ、その詳細がまだ入ってきてないんですね。それを含めて運輸安全委員会の調査と一緒に私どもも調査して参りたい。列車が分離した時の走行速度は約60キロ程度と確認されている。停車した後のはやぶさとこまちの車両間の距離は約8メートル離れている。連結器部分を目視確認したが破損等は認められていない」 「(Q.昨年9月に恒久対策として連結器を分割させる回路が走行中に動作しない仕組みに見直しますと、対策を終えているということ?)回路のかなり大がかりな見直しが必要になっていて、まだ検討の途上であった。したがって現時点で講じられている対策についてはスイッチの切り離しの対策でという状態」 「(Q.併結を原因判明まで取りやめると、併結を予定していた車両はどういうふうに運転?)今『つばさ号』と『こまち号』の車両が『やまびこ』や『はやぶさ』と連結している。『つばさ号』『こまち号』についてはそれぞれ福島と盛岡駅で折り返し運転をして、お客様にはそこで乗り換えていただくといったことを考えております。それ以外に『なすの号』も併結編成で運転しているものもあるので、それについても併結ではなくてE5系の単独編成で運転する計画」