アメリカの連邦最高裁はトランプ政権がUSAID(国際開発庁)などの対外援助を凍結するように命じたことを巡り、これを認めない判断を下しました。
CNNなどによりますと、連邦最高裁は5日、USAIDなどによる対外援助を凍結するように求めていたトランプ政権の要請を却下しました。
連邦最高裁は保守派の判事が多数派を占めていて、トランプ政権に有利な判断が下されるとみられていましたが、9人の判事のうちロバーツ長官ら保守派の2人が要請却下の判断を支持しました。
アメリカの複数のメディアは「最高裁の動きはトランプ大統領に対するチェック機能を果たす意思の表れ」だと伝えています。
また、ブルームバーグ通信は「対外支援に対するトランプ政権の抵抗は強く、その姿勢は裁判所の命令があっても変わらない」としています。