去年1年間に東京税関で輸入が差し止められたコピー商品数は約73万点と過去最多となりました。なかにはパリオリンピックの金メダルも含まれています。
東京税関によりますと、去年、東京税関で輸入の差し止めをしたコピー商品の点数は約73万点で、統計を公表した2008年から過去最多となりました。
差し止めの多くは人気ブランド品などですが、なかには「パリオリンピック2024」の金メダルのコピー品もありました。
一方、横浜税関では去年1年間の差し止め件数は約1万4000件で、過去最多となりました。
差し止められた偽ブランド品などの輸入品は約5万5000点で、なかには大谷翔平選手のユニフォームのほか、高級ブランドバッグや高級腕時計がありました。
輸入差し止めになった物の約9割は中国からのもので、流行に合わせて組織的に偽物の商品を作っているとみられるということです。
横浜税関は定価に比べて明らかに安い商品は偽物の可能性があるため、購入しないように注意してほしいと呼び掛けています。
