ロシアのプーチン大統領とアメリカ・トランプ政権のウィトコフ特使が会談し、ウクライナ情勢について協議しました。
プーチン大統領は11日、ウィトコフ特使とサンクトペテルブルクで会談しました。
協議は4時間半続き、ロシア大統領府はウクライナ情勢について協議したと明らかにしました。
停戦を巡ってはロシア側は領土の拡大だけでなく、ウクライナへの支援停止やゼレンスキー政権の退陣なども求めていて、溝は深いままです。
交渉にかかわる関係者はプーチン大統領とトランプ大統領の間で近く電話会談が行われ、そこで最終的な決断が下されるとしています。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は4月末までに停戦が実現しない場合、トランプ氏はロシアに対して新たな制裁を科す可能性があると報じています。
またトランプ氏は自身のSNSで「ロシアは動き出さなくてはならない。無意味な戦争であまりにも多くの人が死んでいる」と投稿し、ロシア側に戦闘終結に向けた行動を促しました。
また、ホワイトハウスのレビット報道官はトランプ大統領がロシアとウクライナの双方に「常にいらだちを感じている」としたうえでプーチン大統領とウィトコフ特使との会談は、停戦と最終的な和平に向けた「交渉プロセスの新たな一歩となる」と述べました。