91歳の男性が運転する車が客のいるコンビニに突っ込みました。高齢ドライバーの事故が多発する“魔の季節”があるといいます。
■91歳の車 コンビニ“突入”
23日午前10時すぎ、福岡市のコンビニエンスストア。客と従業員10人ほどがいるなか…。
コンビニの従業員 「高齢者が運転する車が店に突っ込んできた」
運転していたのは91歳の男性。今月に入り、高齢ドライバーによる事故が相次いでいます。
今月15日、岡山県では…。
目撃者 「雷が落ちたんかないうぐらい激しい音がした」
82歳の女性の車が信用金庫に突っ込みました。
16日、福岡県では70歳の男性ドライバーの車がディスカウントストアの壁を突き破り…。
20日、札幌市では…。
目撃者 「パニックで『あわわ』しか声が出ない感じ。唇も震えちゃって」
80代の女性の車がスーパーの駐車場で車3台に次々と衝突。さらに看板にぶつかりました。
■高齢者事故“春に増加”なぜ
相次ぐ高齢ドライバーの事故。特に増える“魔の季節”があるといいます。
福山大学工学部 関根康史准教授 「3月から4月に(事故が)増えるような傾向がみられる」
実は、春は高齢ドライバーの事故が増加する“魔の季節”。その理由は…。
警視庁によると、高齢ドライバーの事故が多いのは薄暗い時間が長くなる10月から12月ですが、次に多いのは3月から5月です。専門家は…。
関根康史准教授 「暖かくなって桜だとか花が咲いているので花を見るとか、外に行く機会が増えるからだと思う。交通量も増えますので、事故を起こしやすくなると思う」