離島の子どもたちに本を届ける船「こども図書館船 ほんのもり号」が就航しました。
記念式典では、船を寄贈した安藤忠雄さんに感謝状が贈呈されました。
24日に就航した「ほんのもり号」には、約2000冊の本が用意されています。
離島の子どもたちに読書を通じて想像力や好奇心を育んでもらおうと、香川県が運航するものです。
(荻津尚輝リポート)
「歓迎と書かれた幕を持って到着を心待ちにしていた子どもたちのもとに、ほんのもり号がやってきました!」
船を出迎えた子どもたち。「楽しみにしていたので本をたくさん読みたいです」と安藤さんに感謝の気持ちを伝えました。
その後、子どもたちはライフジャケットを身に付けて続々と船の中に入っていきました。
船内ではたくさんある本の中から気になった一冊を見つけて熱心に読んでいました。
(子どもは―)
「海の上にいながら本を読めるのが楽しい」
ほんのもり号は、離島への運航を11月までに40回予定しています。
(安藤忠雄さん)
「美しい海が世界一だと皆が思えるような海にして、それを見ながら本を読めればいいなと思います」
(香川県/池田豊人 知事)
「1人でも多くの子どもたちにほんのもり号に乗ってもらって、海の素晴らしさ、本の楽しさを味わってほしい」