アメリカのトランプ大統領が、ロシアが停戦に後ろ向きだとの見方を強めるなか、プーチン大統領が再び、一時的な停戦を一方的に宣言しました。
ロシア大統領府は28日、プーチン大統領の決定により5月8日午前0時から11日午前0時までの3日間、軍事作戦を停止すると発表しました。
5月9日の対ドイツ戦勝記念日に合わせた人道的なものだとしています。
トランプ大統領に停戦交渉に応じる意思があるとアピールする狙いだとみられます。
ウクライナにも停戦に従うよう求め、従わなかった場合、ロシア軍が対応を取るとしています。
これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は、「5月8日まで待つ理由はない」として、直ちに、完全で無条件な停戦を実現すべきだと訴えました。