政府は、事実上の減反政策であるコメの生産調整を見直す方針を固めました。また、小泉農水大臣は緊急輸入にも言及しています。
（政治部・杉本慎司記者報告） 小泉大臣は6日朝の会見で、自らコメの緊急輸入に踏み込み、価格高騰対策にはタブーを設けずに取り組むと強調しました。
小泉農水大臣 「緊急輸入、こういったことも含めて、あらゆる選択肢を私は持って向かいたいと思っています。こういった時に聖域化・タブー視、こういったことが今までずっとあったんじゃないですかね」
小泉大臣はまた「コメの増産の際に大事なことは農家のセーフティーネット作りだ」と強調し「収入保険」の活用が有効との考えを示しました。
石破総理大臣は、2009年に自らが農水大臣として取り組んだものの頓挫した生産調整の見直しに、改めて舵を切りたい考えです。
一方、総理周辺からは「選挙前に農政改革を進めるのはリスキーすぎる」「争点になりかねない」と危惧する声も上がります。
石破総理は、生産者への配慮をアピールしつつ改革を進めたい考えです。
