ビール大手4社が先月の販売実績を発表し、2カ月連続で前の年を下回りました。4月の一斉値上げが響いています。
ビール大手4社によりますと「ビール」「発泡酒」「第3のビール」を合わせた『ビール類』の5月の販売量は、市場全体で去年の同じ時期に比べて、12%減少しました。
2カ月連続のマイナスです。
4月の一斉値上げを前に広がった駆け込み需要の反動の影響が続いています。
メーカー別の販売量では、サントリーが13%減、サッポロビールは14%減となり、金額ベースで公表しているアサヒビールは6%減、キリンビールが9%減でした。
ビール類のジャンル別ではビールが7%減、発泡酒が12%減、第3のビールが23%減となりました。
各社とも、気温が上がる6月頃から稼ぎ時を迎えるため、まとまった量を販売できる外食産業などを中心に巻き返しを狙っています。