入札によって落札された約31万トンの備蓄米のうち、先月25日時点で小売りや外食業などに届いたのは2割ほどであることが分かりました。
政府は3月から4月下旬にかけて合わせて3回の入札を行い、31万2296トンの備蓄米の放出を決めています。
農林水産省によりますと、5月25日時点の小売りや中食・外食事業者への備蓄米の流通量は6万3848トンで、全体の20.4%でした。
そのうち、小売店へは全体の12.8%にあたる3万9994トンが流通したとしています。
政府は先月21日に、5月末に予定していた4回目の入札の中止を発表しています。