経済界と労働界、学識者らで構成するシンクタンク「日本生産性本部」の新しい会長に東京電力ホールディングス会長の小林喜光氏が就任しました。
小林喜光氏は三菱ケミカルホールディングスで社長・会長を歴任し、現在は東京電力の会長を務めています。
日本生産性本部の会長交代は11年ぶりです。
政府が6日に公表した「骨太の方針」の原案では、実質賃金をプラス1%程度とする目標が盛り込まれました。
これについて小林会長は、ここ2年の賃金上昇の勢いが続けばいいが、国際情勢などの先が見えないなかで実現するためにはこれまでの守りの姿勢を変える必要があると指摘しました。
日本生産性本部 小林喜光会長 「成長に対してイノベーションに対してもう少し本気で挑むという心の転換が一番重要ではないかと思います」