駐日ロシア大使は8月9日の長崎の平和祈念式典に出席する意向を明らかにしました。一方、広島の式典には参加しないということです。
国営ロシア通信は今月26日、ノズドレフ駐日ロシア大使が長崎市長の招待を受け、4年ぶりに平和祈念式典に出席すると報じました。
報道によりますと、長崎の担当者がロシア大使館を直接訪れ、これまで招待しなかった経緯について説明したということです。
ノズドレフ大使は「これまでの誤りが考慮されていると認識した」などと述べ、式典に出席する方針を示しました。
2022年のロシアによるウクライナへの大規模侵攻開始後、ロシア代表の式典への出席は初めてとなります。
一方、広島市からは宛名のない式典の案内が届いたのみだと批判し、「あからさまに偽善的な内容だ」などとして、広島の式典には出席しないとしています。