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警察官2人を書類送検し懲戒免職 男性の所持品や訪問先の女性宅で現金盗む 警視庁

社会

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 男性の所持品や訪問した女性の家から現金を盗んだとして、警察官2人が書類送検されました。警視庁は2人を懲戒免職処分にしました。

 警視庁新宿署の男性巡査部長(43)は2月、東京・新宿区の病院で80代男性の所持品の現金16万円を盗んだ疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、巡査部長はパトカーでの勤務の際に、新宿駅の近くで倒れて病院で手当てを受けていた男性の状況を聞き取る際に、承諾を得て所持品を点検しましたが、封筒に入っていた現金16万円をポケットに入れて盗んだとみられています。

 調べに対して「経済的な不安があった」「魔が差してしまった」と容疑を認めています。

 また、高尾署の交番勤務の男性巡査(32)は今年5月、東京・八王子市内の80代女性の自宅から現金2万円を盗んだ疑いが持たれています。

 男性巡査は「自宅から現金がなくなったみたい」と交番を訪れた女性の家に単独で訪れ、女性の電話中に現金を探すふりをして台所にあったバッグから現金2万円を盗んだということです。

 この女性の家には「見守りカメラ」が設置されていて、それを見た女性の親族から警察に申告があり、事件が発覚しました。

 調べに対して「仕事や人間関係がうまくいかないことが続いて自暴自棄になっていた」と容疑を認めています。

 警視庁は今月27日付で窃盗の疑いでこの2人を書類送検し、懲戒免職処分にしました。

 警視庁は「警察官の職務中の犯罪であって言語道断であり、厳正に処分しました。被害者の方に深くおわびを申し上げますとともに、本件を踏まえて指導を徹底し、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

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