トランプ大統領と実業家のイーロン・マスク氏との対立が再燃しています。トランプ大統領はマスク氏が手掛けるEV(電気自動車)への補助金を改めて問題視しました。
トランプ大統領 「イーロン・マスク氏は多額の補助金をもらっていて、EVの義務化廃止に怒っている。誰もがEVを欲しがっているわけではない。私は欲しくない」
トランプ大統領は1日、政権肝煎り(きもいり)の減税法案が成立すればEVへの補助金が廃止され、マスク氏が「大きな損失を被る可能性がある」と述べました。
トランプ大統領はSNSでも「補助金がなければ、事業を閉鎖し、故郷の南アフリカに戻ることになるだろう」と投稿し、マスク氏が手掛ける事業への補助金を見直す考えを示唆しています。
マスク氏は30日、減税法案について「債務上限を過去最大の5兆ドルも引き上げる愚かな法案だ」とSNSに投稿し、トランプ氏への批判を再開していました。