9日の日経平均株価は、上げ幅が一時280円を超えました。その後、下落に転じる局面もありました。終値は前日より132円高い3万9821円でした。
ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「大きくは為替相場が円安に動いたことだと思います。これで自動車など輸出関連株が買いやすくなったわけですね」
トランプ関税がインフレを再び加速させるという見方から、アメリカの長期金利は今月に入り上がり続けています。この日米の金利差を背景に円が売られ、9日は1ドル147円台まで下落しました。
今後、節目の4万円近辺では利益確定の売りが出るとみられますが、井出氏はこう分析します。
「売る理由がない。ネガティブな材料もないですからね。(今週は株価が)動き得る材料の予定がないので、突発的に何か起きない限り4万円前後のもみ合いが続くだろう」
(「グッド!モーニング」2025年7月10日放送分より)