総理官邸で始まった福島第一原発事故の除染作業で発生した「除染土」の再利用について浅尾環境大臣らが視察し、安全性を確認しました。
浅尾環境大臣 「(総理官邸での再生利用は)あくまでも安全であるということの国民の理解を醸成していくためのステップでありまして、これからさらに再生利用を進めていくことにつなげていければと思っています」
除染土は19日、福島県内の中間貯蔵施設から総理官邸に運び込まれ、前庭などで再生利用が始まっています。
視察した際の放射線量は除染土が利用される前とほとんど変わらない1時間あたり0.11マイクロシーベルトで、安全性に問題ないことが確認されました。
政府は今後、各省庁などで除染土の再利用を拡大する方針です。