東北・山形新幹線の新型車両で相次いで発生した故障について、JR東日本は部品同士の不適切な組み合わせが原因だったと明らかにしました。
先月、東北・山形新幹線で回送運転中の新型車両「E8系」が栃木県の宇都宮駅と那須塩原駅の間で加速できなくなるなど、同型の車両合わせて5件の故障が発生しました。
JR東日本は電力を供給する「補助電源装置」の中の半導体と制御基板の部品の組み合わせが不適切だったことが原因だと明らかにしました。
想定よりも高い電流が流れたことに加え、周囲の温度が上昇したことで半導体が損傷したということです。
故障した車両は去年10月以降に導入されたもので、それ以前に導入された車両では異常はありませんでした。
JR東日本は問題のない車両を使い「E8系」の単独運行を来月1日から再開します。
また、これまで運行本数を減らしていましたが、来月2日から通常ダイヤで運行するということです。