小泉農林水産大臣はアメリカとの関税協議が合意に至ったことを受け、焦点となっていたコメについて「想定の中の最善の交渉結果」と評価しました。
小泉農水大臣 「私としては想定の中の最善の交渉結果をつかんでいただいたと。農業界では安堵(あんど)が広がるのでは」
アメリカとの関税協議では年間約77万トンの輸入を義務付けられている「ミニマムアクセス米」について、昨年度の実績で34万トン余りを占めたアメリカ産米の割合を増やしていくことで合意しました。
小泉大臣は全体で77万トンという輸入量は「一切、変わらない」と繰り返し述べ、今回の合意はコメ市場の開放ではないと強調しました。
日本人が主食用に好む中粒種のアメリカ産米の輸入が増える可能性があるとしたうえで、詳細は今後、検討していくとしました。