ガザ地区の停戦交渉でイスラム組織「ハマス」が新たな要求をしたことから、イスラエルは仲介国カタールで実施していた協議から交渉団を引きあげることを決めました。
イスラエルの首相府は24日、ハマスが新たな要求をしたことを受け、カタールの首都ドーハにいる交渉団を帰国させると明らかにしました。
イスラエルの当局者は「交渉は決裂していない」とし、残る人質の返還に向けてハマスが合意するよう圧力を掛ける狙いがあるとアメリカのニュースサイト「アクシオス」に語っています。
ハマスは仲介国が提示した停戦案に対して、イスラエル軍が撤退すべき場所などに関して条件を付けた回答をしています。
仲介を務めるアメリカのウィトコフ中東担当特使も「停戦を望む意欲が明らかに欠如している」とハマスを非難し、交渉団を帰国させると明らかにしました。