長引く異常気象が各地を直撃しています。兵庫県では、レジャープールが3日で営業中止に追い込まれました。
愛知県にある、東海地方最大級の海水浴場。海辺は、涼を求める家族連れや若い人々でにぎわいます。
25日も続く危険な暑さ。兵庫・豊岡は、40℃に迫る酷暑に。
札幌は25日も今年一の暑さになりました。子どもも、大人も、アイスクリームで水分補給です。
こちらは防寒具で、寒さをしのぎます。
宮城・気仙沼にある水族館。気仙沼の高度な製氷技術を駆使し、作られた氷の中に魚を展示。外は30℃超え。館内は、マイナス20℃の世界で涼みます。
「涼みに来たら結構寒い。でも、色んな魚の凍ってるのが見られて、魚好きなので楽しい」
貴重な暑さ対策の場が閉鎖です。
丹波市 荻野佑磨さん 「プールの水源であるダムの貯水量が少なくなってきた。水を多く使うプールを閉めると決めた」
23日オープンしたばかりのレジャープール。渇水のため、26日から営業中止に。わずか3日で夏の営業をやめることになりました。
アルバイトの学生 「バイト代がなくなるからどうしよう。8月は働こうと思っていたのに」
丹波市の7月の雨量は平年の2割ほど。ダムの貯水量が減り、飲み水確保のため苦渋の決断です。
かたや鹿児島には、線状降水帯の予測情報が発表されました。25日夜遅くから26日の夜遅くにかけ、大雨に警戒が必要です。
九州南部に雨をもたらすのが台風。26日には沖縄に8号が近付く見込みで、24日に発生した9号は28日ごろ小笠原諸島に接近するおそれがあります。
暑さ対策が欠かせないなか、食べて暑さを乗り切ろう。そんなイベントが開かれていました。
恒例イベント“激グルメ総選挙”。館林市内33の店舗が“激辛”や“激冷”など、オリジナル料理を提供。2店舗につき1票、気に入った料理に投票できます。
唐揚げ店は、“激辛”で勝負です。その名もズバリ…「激辛からあげ」。
スタッフ 「数種類の唐辛子とスパイスをブレンドした特製パウダーを使用。ただ辛いだけでなく、ニンニクやスパイスの香りが食欲をそそる。ご飯やビールなどとの相性抜群」
辛いものが得意だという男性は…。
70代 「辛さがマックス10だとしたら、6か7。暑い時に熱いの食べるといいんですよ」
“激辛”に対して、とにかく冷たいもの“激冷”を全面に打ち出すお店も。コシヒカリを使ったモチモチ食感がたまらない米粉の“冷麺”ですが、ここに“激冷”ならではの“秘密兵器”が…。
牛骨ベースに酸味のあるスープを氷にし、見た目も、体の中も、クールダウンです。
まるフェ館林 野城佳織さん 「おいしかったと言ってくれるお客様がとても多い。暑いなか来て下さるので、シャリシャリの食感とか口どけもちょうどいいと言っていただく」
中国料理の店では、“激冷”に辛さを加えたメニューで、人々の胃袋をつかんでいました。
彩り豊かな「冷やし担々麺」。冷凍庫でキンキンに冷やされたお皿に、まろやかな胡麻だれや麺、野菜。最後に、豆板醤の香り引き立つ自家製の肉味噌を乗せ完成です。
お客さん 「口にした時にちょっとピリッと辛い。後味もすっきりとした辛さ、食欲をそそる味。食べている間、暑さを忘れられる」
小椚資裕店長 「(Q.店内の暑さ対策)エアコンをフル稼働。サーキュレーターも回し、風が通らない、当たらない客にも冷たい風がいく。店の中を快適にするように心掛けている」