自民党の両院議員懇談会が開かれ、出席者からは退陣論が相次ぐ一方、石破総理大臣は改めて続投する意向を示しました。
自民党 鈴木貴子衆院議員 「組織の長として、総裁はじめ執行部の皆様方にはけじめをつけていただきたい」
落選した佐藤正久氏 「総理がいったん身を引いて、党再生のプロセスを進めるべきだ」
4時間半にわたる懇談会では退陣論が出る一方で、「国難の中で党内抗争をするべきではない。結束を確認すべきだ」と続投を支持する声も出ました。
石破総理大臣 「(Q.懇談会を経て、続投方針に変わりはないか)ございません。果たすべき責任を果たしていきたい」
石破総理は日米関税合意の着実な実施について強調したうえで、自身の責任については「今回の意見を踏まえて今後、適切に判断したい」と述べるにとどめました。
また森山幹事長は、議決権のある両院議員総会を求める声があることを受け、応じる方向で協議する考えを示しました。
ただ、総会で総理の退陣を多数決で決められる規定はなく、議題にならないのが通例で、どのような目的で開催することになるのかは不透明です。